圧巻ヒマワリ4万本超、広大な花畑に 涼しい今、楽しめるよう栽培 奇跡のヒマワリとはいったい 摘み取り無料いつまで

ヒマワリ畑では9日まで摘み取りができる=鴻巣市寺谷の「花のオアシス」

 埼玉県鴻巣市寺谷の「花のオアシス」で、秋のヒマワリ畑が見頃を迎えている。栽培面積は約3千800平方メートル。約4万7千本のヒマワリが咲きそろい、人気を集めている。

 ヒマワリは夏のイメージが強いが、花のオアシスでは涼しい季節に見頃を迎えるようにヒマワリを栽培している。9日まで無料で摘み取りも楽しめる。

 今年のヒマワリの種類は、「ど根性ひまわり」や「サニーキッズ」、「大雪山」など5種。

 ど根性ひまわりは、東日本大震災で津波をかぶった土地から奇跡的に花を咲かせたヒマワリから始まっている。北本市景観作物振興会より無償譲渡された種を元に栽培した。

 東京都西東京市から訪れた下田南(みなみ)さん(56)は「秋のヒマワリも好きで、毎年、母と一緒に見に来ている。きれいに咲きそろい、うれしい。摘み取りの体験も楽しい」と話した。

 問い合わせは、鴻巣市商工観光課花と緑のまちづくり担当(電話048.541.1321、内線3103)へ。

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