コロナ禍で人間関係が希薄になったことが背景か 岐阜県の学校で暴力行為・不登校・いじめが前年度より増加

岐阜県の学校では2022年度、児童や生徒による暴力行為や不登校、いじめの件数が、いずれも前の年度より増加したことがわかりました。

これは文部科学省が実施した調査で明らかになったものです。

それによりますと、岐阜県の小中学校、高校をあわせた暴力行為の発生件数は2732件(前年度2248件)で、児童・生徒1000人当たり13.2件と、全国平均(7.5件)の2倍近い件数でした。

特に小学校では発生件数が1997件と、調査を開始した1997年以来、過去最高になりました。

また、不登校の児童・生徒は6110人(前年度5003人)、いじめの認知件数は小中高校に特別支援学校をあわせて6962件(前年度6651件)で、いずれも前年度を上回りました。

岐阜県教育委員会の担当者は、コロナ禍で児童・生徒の間の人間関係が希薄になった後、コロナ禍が収まって以降に学校行事や部活動が再び活発化してきたことが背景にあるのではないかと話しています。

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