欧州の注目度No.1ストライカー・22歳ヒメネス、ハットトリック達成のアヤックス戦を視察したクラブとは?

[写真:Getty Images]

フェイエノールトのメキシコ代表FWサンティアゴ・ヒメネス(22)。両手で数えきれないほどのクラブが熱視線を送っているようだ。イギリス『90min』が伝えている。

今シーズンからフェイエノールト入りした日本代表FW上田綺世にとって目下最大のライバルであるヒメネス。アルゼンチン生まれのメキシコ代表ストライカーは欧州1年目の昨季、いきなり公式戦45試合で23ゴールを叩き出す活躍を披露した。

昨季のヨーロッパリーグ(EL)で退場処分を受けたことにより、チャンピオンズリーグ(CL)デビューは現時点でお預けに。それでも国内リーグ7試合で10ゴール2アシストとゴール量産態勢に入っており、[4-3-3]をベースとするチームで上田の途中出場が続く現状は致し方ないとも言えてしまう。

そんなヒメネスだが、昨季の時点で欧州中から関心が寄せられるようになっており、今夏以前はアストン・ビラやブレントフォード、ブライトン&ホーヴ・アルビオン、リール、フランクフルトといった各国の中堅クラブが中心。CL常連はせいぜいナポリだった。

ところが、勢いが加速した今季はナポリに加え、レアル・マドリーやインテル、ミラン、ユベントス、ドルトムント、ベンフィカといった各国のCL常連組も集結。プレミアリーグからはアーセナル、トッテナム、チェルシーが先月24日のフェイエノールトvsアヤックスを現地視察したという。

ヒメネスはこの試合でハットトリックを達成し、4-0の完勝に貢献。今や欧州の注目度No.1ストライカーと言っても過言ではない22歳、『Transfermarkt』によると、市場価値は推定2500万ユーロ(約39億2000万円)だが、フェイエノールトを旅立つ時はこれを遥かに上回る移籍金を残していくだろう。

なお、つい先日にはスペイン『El Chiringuito TV』のインタビューでマドリー移籍の可能性を問われ、「マドリー? プレーできたら嬉しいよ。もちろん本当だよ! 超が付くビッグクラブだ」とコメントしている。

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