ロシア軍、黒海沿岸に新基地か 影響下のアブハジアと協定

 ロシアの影響下にありジョージア(グルジア)から一方的に独立を宣言しているアブハジア自治共和国のブジャニヤ大統領は、5日付のロシア紙イズベスチヤのインタビューで、黒海沿いにロシア海軍の新たな恒久基地を設置するための協定を同国と結んだと述べた。

 ロシア黒海艦隊はロシアが併合したウクライナ南部クリミア半島のセバストポリに司令部を置くが、ウクライナの攻撃の標的となっている。アブハジアへの基地設置はリスク分散を図る目的の可能性がある。

 米シンクタンクの戦争研究所は4日、黒海艦隊が軍艦の一部を同国南部ノボロシースクの港に移動させたと分析した。

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