新人官僚81%「給与増を」 魅力向上へ、人事院調査

 人事院は6日、今年4月に採用した総合職の国家公務員(キャリア官僚)のアンケート結果を公表した。仕事の魅力向上や人材獲得に必要な取り組みを複数回答で尋ねた結果、81.1%が「給与水準の引き上げ」と回答。「超過勤務や深夜勤務の削減」(67.5%)、「テレワーク活用や業務効率化」(41.9%)といった働き方改革推進を求める声も目立った。

 アンケートは5~7月に研修を受けた職員に実施。699人から回答を得た。大企業の採用内定を断った人も多く、人事院担当者は「民間に行った友人らと比べ、どうしても給与が低いと感じるのではないか」と推測している。

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