8月の通貨統計、総預金1.2%増

香港金融管理局(HKMA)は9月29日、2023年8月の通貨統計を発表した。同日の政府新聞公報によると、8月の認可機関の総預金残高は前月に比べて0.6%増加し、うち香港ドル預金は0.4%増、外貨預金は0.8%増。1~8月の総預金残高は2.0%増、香港ドル預金は同1.9%増となっている。香港の人民元預金は8月に6.0%増、8月末現在で9625億元となっている。越境貿易決済の人民元取引総額は8月に1兆1212億元に上り、7月の1兆221億元より増加した。預金残高の変動は金利動向、市場での資金調達活動など多くの要素の影響を受ける。このため長期の趨勢を観察する必要があり、月単位の変動を過度に読み解く必要はない。

© HKP