24時間の受け入れ取りやめ 北海道「赤ちゃんポスト」

 北海道当別町で自称「赤ちゃんポスト」を運営する施設が24時間の受け入れをやめ、事前に日時を決めて引き受ける予約制に切り替えたことが6日、施設への取材で分かった。安全性を懸念する北海道から再三の自粛要請を受けたため。匿名の受け入れは今後も続けるとしている。

 道によると、これまで書面や口頭で計22回、受け入れの自粛を要請した。担当者は「24時間無施錠での受け入れは安全面に問題があった。要請を受け入れてもらい安堵している」と述べた。

 運営者の坂本志麻さん(48)は「要請解除によって医療機関などの不安を払拭し、子どもを円滑に必要な医療につなぎたい」と話した。

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