政府本庁舎前で若者が警備員を襲撃

10月4日朝、若者が特区政府本庁舎前で警備員を刃物で襲い、2人が負傷した。5日付香港各紙によると、事件発生時、他の警備員と通行人も協力して若者を取り押さえるなどで大混乱となった。警察は若者を逮捕し、捜査のために事件を重大犯罪科に引き渡した。現場は警備室が設置されている政府本庁舎東棟の歩道橋。4日午前10時21分、眼鏡と白いシャツを着た若い男が突然警備室に近づき、バックパックから果物ナイフを取り出し、何の説明もなく警備員の1人を襲撃したが失敗した。その後、別の警備員を襲い、警備員は身をかわすことができずに左手を切られ血が飛び散った。これを見た他の警備員や通行人ら少なくとも6人が協力して若者を地面に押し倒して取り押さえた。混乱の中で警備員の1人が左膝を捻挫した。 通報を受けて複数の警官が駆けつけ、初動捜査の結果、17歳の梁という青年を傷害の疑いで逮捕し、取り調べのため警察署に連行した。現場には逮捕された少年のバックパック、事件に関係した果物ナイフ、魔法瓶が残されており、負傷した警備員2人が治療のため病院に搬送された。

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