台風「小犬」接近でシグナル1発令

天文台は10月4日夕方、台風「小犬」が5日には台湾南部を通過し、香港から500キロメートル以上の距離を保ったまま広東省東部の沿岸海域に移動すると発表した。4日の香港メディアによると、天文台は4日午後9時40分に台風警報シグナル1を発令。5日の香港では強風が吹く可能性はほとんどないと予想されており、シグナル1はほぼ一日維持される。天文台はまた、小犬は今週後半にも珠江河口付近で西への移動を続け、東北季節風の影響で徐々に衰弱すると予測している。より高度な熱帯低気圧の警報が発令されるかどうかは、小犬の弱まる速度と珠江河口からの距離によって決まる。香港では週末にかけてにわか雨と強い北風が吹く見込みで、沖合や高地など一部の地域では風が特に強くなり、気温が大幅に下がる見込みだ。天文台は市民に対し、最新の気象ニュースに注意を払うよう呼び掛けている。

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