愛知県設楽町で10月4日から、ちょっと変わったふるさと納税の返礼品が新たにお目見えしたんです。
県内初というその返礼品とは…?
(牧野恵美記者)
「きょうは設楽町の魅力をたっぷり学びたいと思います。以上で訓示を終わります!」
町の職員に訓示をして…町長の椅子に座って記念撮影!
設楽町で登場した、驚きのふるさと納税の返礼品は…
(牧野記者)
「一日町長体験ができるのです!」
100万円以上の寄付で参加出来る、一泊二日の「一日町長プログラム」。
ふるさと納税で寄付した本人ともう1人が、一日町長体験をできるんです。
たすきをつけて役場の中を歩いていると…
「町長!おはようございます」
「町長として」挨拶してもらえるほか…
(男性職員と会話)
Q今どんな仕事を?「予算の編成の仕事を」
仕事中の職員とのコミュニケーションも可能…さらに!
町長専用の運転手付き「公用車」に乗って、あるプロジェクトの視察へ。
(牧野記者)
「普段は到底味わえないような貴重な経験ができます」
到着したのは、2034年度の完成を目指し、総事業費3200億円で国が進める設楽ダムの建設現場。
「町長」としての視察とあって、一般の見学ツアーでは見られない現場の中にも入れます。
今回の返礼品を企画したワケを、「本物の」町長に伺うと…
(土屋浩町長)
「愛知県の中でも設楽町と聞いて、わかならい人も結構いると思う。まずは設楽町を県の人に知ってもらう。全国の人にも知ってもらって、設楽町のファンになってほしい」
実はこの返礼品、町長自ら考案。
町長体験により、設楽町の魅力を存分に知ってほしいといいます。
昨年度の設楽町のふるさと納税額は約890万円で、2000万円達成が目標とのことです。
「一日町長プログラム」は1泊2日。
今回記者が体験したものの他にも議員との懇談会や、酒造り体験などもできます。
地元の美味しい食事を楽しんで町の宿泊施設に泊まれる上、手土産に地酒などがもらえます。
これに加えて、体験後1年間は季節の野菜やジビエの詰め合わせなど、町の特産品が月に一度送られる定期便も。
総額30万円相当の返礼品。税収と知名度アップに役立つのか。
100万円を出す人がいるかどうかは、ひとえに設楽町の魅力とPRにかかっています。