李嘉誠氏がシンガポール媒体に登場

引退して5年になる香港の超大物実業家、李嘉誠氏が珍しく公の場に姿を現し、シンガポール建国の父リー・クアンユー元首相を偲ぶインタビューに応じた。10月6日付香港各紙によると、リー・クアンユー生誕100年に合わせ、シンガポールのメディア制作チームが香港を訪れ李嘉誠氏にインタビューした映像が、5日にシンガポールで開催された「アジア・フォーサイト・サミット2023」で初公開された。 シンガポールの「連合早報」は「95歳の李嘉誠さんは旧友を思い出すと真の愛情を示し、その敬意は言葉では言い表せないほどで、昔の笑い声や会話は今も鮮明に脳裏に残っている」と報じた。李氏は 「私がリー氏に初めて会ったのは1967年か1968年でした。香港での会談を覚えています。私たちの最初の会談で最も忘れられないのは、リー氏のシンガポールに対する使命感と人々への献身でした」と語った。李氏は上機嫌で「昔の友人のことを思い出し、いつもとても懐かしい」と述べ、リー氏との思い出を振り返った。2人で夕食を食べたとき、李氏はリー氏にビジネスに就いてほしいと頼んだが、リー氏は李氏に政界に入るように言って2人で大笑いしたという。また最近、スマホのAIに質問し「香港とシンガポールは競合関係にありますか?」と尋ねたところ、「シンガポールと香港は競争と協力が混在している」という答えが得られ、その答えは非常に興味深いものだと思ったと述べた。

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