秀明大クが日本水連提訴へ 水球、得点無効の混乱で

東京地裁などが入る裁判所合同庁舎

 水球の2021年日本選手権女子決勝を巡り、試合後に決勝点を取り消された秀明大クが精神的苦痛を受けたとして、日本水泳連盟に損害賠償を求めて東京地裁に提訴する方針を固めた。6日、関係者が明らかにした。日本スポーツ仲裁機構は同日、日本水連を相手取った秀明大クの訴えを棄却したと発表した。

 仲裁機構への訴えは、秀明大クの不服申し立てを退けた日本水連の決定取り消しを求めたものだった。仲裁機構は「決定が規則に違反している場合にあたるとはいえない」とした。一方で決勝点を巡る判断や手続きは「合理性を欠くとみられる点が多々認められる」とし、仲裁費用の折半を命じた。

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