日本維新の会 鈴木宗男氏の「除名」検討 10日に処分を最終判断、通達へ

日本維新の会が6日、同党副代表の鈴木宗男参院議員(75)が党に無断でロシアに渡航したことについて、国会内で党紀委員会を開き、鈴木氏から事情を聴き処分を協議した。

国会内で会見した藤田文武幹事長(42)は、10日に同委員会の答申を受けた後に馬場伸幸代表(58)とともに最終的な処分を決め、鈴木氏と面会し通達することを明らかにした。

党紀委員会では、厳しい処分を求める意見が出た。鈴木氏が現地メディアの取材に、ロシアのウクライナ侵攻について「ロシアの勝利を確信する」などと発言したことも、問題視されたという。

党共同代表の吉村洋文大阪府知事(48)は都内で、党紀委員会では除名相当との判断が出たことを明らかにした。藤田氏は「党の手続きにもとづいて、論理性がしっかりある形で整理をした上で判断を決めたい。非常に厳しい結論になる可能性がある」と述べた。鈴木氏除名の可能性を問われ「すべての可能性がある」と話すにとどめた。

(よろず~ニュース・杉田 康人)

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