「空飛ぶクルマ」登場 砺波・夢の平、7日から初展示

となみ夢の平コスモスウオッチングの会場に展示された「空飛ぶクルマ」=砺波市の夢の平スキー場

 砺波市のとなみ夢の平スキー場で7日開幕する「となみ夢の平コスモスウオッチング」の会場に「空飛ぶクルマ」がお目見えした。日本海側では初めての展示で、9日まで18歳以下限定でコックピットに試乗し、記念撮影できる。

 空飛ぶクルマは、ヘリコプター遊覧事業などを手掛ける「HIYOSHI・DESIGN」(砺波市)と同社の運行会社「AirX」(東京)が共同所有する機体「E Hang216」(2人乗り)。人を乗せて空を移動する次世代の乗り物として、未来の技術を披露する関西万博での運航が期待されている。

 首都圏で実用化を目指すHIYOSHI・DESIGNの石村忠美社長(49)は「次代を担う子どもらに夢を見ていただきたい」と多くの来場を呼び掛けた。

 7~9日に「コスモスフライト」と銘打ち、ヘリ遊覧も初めて行われる。「BELL505」(5人乗り)の機体を使用する。5コースで計約100本の遊覧を予定する。予約は、ほぼ満席で残りわずかとなっており、石村社長は「珍しい機体での遊覧を楽しんでほしい」と話した。

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