【ウィーン共同】在ウィーン国際機関ロシア代表部のウリヤノフ大使は6日、X(旧ツイッター)への投稿で「ロシアは包括的核実験禁止条約(CTBT)の批准を撤回する計画だ」と訴えた。「撤回は核実験の再開を意味しない」とも主張した。
CTBTは米国や中国などが批准せずに未発効。ウリヤノフ氏は「米国と同じ立場になることが狙いだ」と説明した。
ロシアのプーチン大統領は5日、南部ソチで開かれた国際討論フォーラム「ワルダイ会議」で、国内で核実験再開を求める声があるとし、CTBTの「批准撤回は可能だ」と語っていた。