ヒマワリまっすぐ育って 鳥栖の補導員ら苗植え 居場所づくり活動の少年が種贈る

ヒマワリの苗を植栽する鳥栖地区少年補導員と地域住民=鳥栖市平田町

 鳥栖地区少年補導員連絡協議会と鳥栖警察署は9月30日、佐賀県警の居場所づくり活動に参加する少年たちから贈られたヒマワリの種から育てた苗を植えた。

 「ひまわりの種でつなぐ地域ふれあい事業」として、少年たちが育てたヒマワリの種を県内各地に贈っている。コロナ禍で少年と補導員の交流が少なくなったことから、顔を合わせなくても触れ合える機会をつくろうと本年度初めて実施した。

 鳥栖地区の少年補導員、署員ら約20人が、同市の平田町公民館の駐車場に約100本の苗を植えた。笠原哲署長は「少年たちがヒマワリのように笑顔で健やかに、まっすぐ育ってくれたら」と期待し、少年補導員の鹿毛隆浩さん(61)は「電車からも見える位置で、多くの人に思いのこもったヒマワリを見てほしい」と話した。

 11月下旬に見頃を迎える予定。同署は来年度は交番などでもヒマワリを育てていきたいとしている。(井手一希)

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