不法投棄防止へ 運搬車両の調査

10月は不法投棄防止重点監視月間です。不法投棄を未然に防ごうと、栃木県は10月6日、警察などと協力し産業廃棄物を運ぶトラックの調査を行いました。

広域、悪質、巧妙化している産業廃棄物の不法投棄を防止するため、6日、塩谷町と真岡市で調査が行われました。

塩谷町の県道では、午前8時から警察官が産業廃棄物を運ぶトラックを1台ずつ止めて調査を行いました。栃木県の職員などがトラックの積み荷や、「マニフェスト」と呼ばれる廃棄物が契約内容どおりに適正に処理されたかを確認するための書類をチェックしました。

6日は、塩谷町と真岡市の2カ所で合わせて13台を調査しましたが、指導を受けたトラックはありませんでした。

栃木県によりますと2021年度に栃木県内であった産業廃棄物の不法投棄は96件で、その量は1026立方メートルに上っています。

関係者は不法投棄の撲滅に向けて今後もパトロールなどに力を入れていく方針です。

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