ブレックス決算 売上高3期連続最高 黒字確保

バスケットボールB1・宇都宮ブレックスの運営会社が6日、2022年7月から2023年6月にかけての決算を発表し、売上高は3期連続で過去最高を更新し、黒字を確保しました。

栃木県庁で会見した栃木ブレックスによりますと、2023年6月期の売上高は前の年と比べて21%増のおよそ17億9700万円で3期連続で過去最高となりました。税引き前の当期純利益は、1024万円で3期連続の黒字、前の年から概ね横ばいとなりました。

昨シーズンは、4シーズンぶりに開幕当初から入場制限がなく、3月には声出し応援も解禁されるなど、レギュラーシーズン30試合すべてを開催でき、スポンサー、チケット、グッズなど収入の主要部門が好調に推移したということです。前のシーズンの優勝も売り上げの増加を押し上げました。

一方、支出はすべての試合で観客の収容制限が無くなったため、運営費が大幅に増えたことに加え、円安の影響で外国人選手の人件費が大きく上がったということです。

また、2026年から始まる新たな最上位リーグ「Bプレミア」への参入基準の審査対象となった昨シーズンは、基準の一つになるホーム戦の「平均入場者数4000人」を4165人で達成しました。藤本光正社長は、「ワールドカップでの注目を追い風にしながら今シーズンは入場者数の平均を4200人、売上高は19億円を目標にしたい」と意気込みました。

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