カキ殻アクセに流木オブジェ「ロハス」な暮らしに熱視線 京都・宮津

SDGsをテーマにしたブースでにぎわう会場(京都府宮津市浜町・宮津市民体育館)

 SDGs(持続可能な開発目標)と健康的な生活をテーマにした催し「Tango Lohas」(タンゴ ロハス)がこのほど、京都府宮津市浜町の市民体育館で開かれた。不要品を再利用した商品販売や、丹後ちりめんの生地を使った縫い物の体験ブースなどが並び、家族連れらでにぎわった。

 市内の飲食店やゲストハウスなどでつくる実行委員会が主催し、今年で2回目。市内だけでなく、周辺の京丹後市や舞鶴市、与謝野町、伊根町から60ブースが出店した。

 海岸で拾ったビーチグラスや飲食店から譲り受けたカキ殻を使ったアクセサリー、流木のオブジェ、サクラやクリの木の端材を使った敷物などが販売された。街中で撮影した写真を基に型どりした布地を丹後ちりめんの生地に縫い付けるアートプロジェクトの体験ブースもあり、親子連れらが楽しんだ。

 エコバッグとマイカップを持参し京丹後市から訪れた地域おこし協力隊員、谷村衣理さん(42)は「余計なごみが出ない買い物ができた」と話していた。

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