近江・京極家の菩提寺の三重塔、こけらぶきのふき替え作業見学できます

徳源院三重塔(滋賀県提供)

 滋賀県米原市は10月28日に、県指定有形文化財、徳源院三重塔(同市清滝)の屋根ふき替え工事見学会を実施する。参加者を募っている。

 同院は、鎌倉から室町時代にかけて近江北部を支配した京極家の菩提寺で、13世紀に開かれた。三重塔は江戸前期の築とされ、1977年に屋根をこけらぶきに復元したが、40年以上が経過したことから、ふき替えなどの修復を行っている。

 見学会は同日午前10時、午後1時、午後3時の3回行う。1回30分程度で、定員は各20人。足場から間近に工事を見られる。修理技術者の説明もある。

 無料(境内を拝観する場合は別途拝観料が必要)。申し込みは20日までに、氏名、住所、電話番号と参加希望時間を書いて同市教育委員会生涯学習課ファクス0749(53)5129へ。メールも可。問い合わせは同課0749(53)5154。荒天中止。

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