ユヴェントスのポール・ポグバ、ドーピング再検査も陽性反応。最大で4年間の出場停止も

写真:第3節エンポリ戦で途中出場したポグバ

ユヴェントス所属のポール・ポグバが最大で4年間の出場停止処分に直面している。

イタリア人有名ジャーナリスト、ファブリツィオ・ロマーノ氏によると、ポグバは予備サンプルのドーピング検査で陽性反応を示したという。また、イギリス『Mirror』電子版は、予備サンプルである2回目のドーピング検査も陽性反応が出ており、反ドーピング機構は今後、ポグバの処分を決定する予定で、2年から4年の出場停止を受ける可能性があるという。

ポグバは8月20日に行われたセリエA開幕戦のウディネーゼ戦後にドーピング検査を受けており、「非内因性のテストステロン代謝物」の高い値が検出された。反ドーピング機構は陽性反応の結果を受け、予備的に保存してある「B検体」で再検査を行い、今回はこちらの検査でも陽性反応が確認されたのだ。

ドーピング違反が正式に認められた場合、最大で4年間の出場停止処分が下る可能性があるが、ドーピングを認め意図をせず誤って摂取したことを証明できれば出場停止が2年間に短縮される可能性もあるという。この結果によりユヴェントスはポグバと契約解除を検討しているとも報じられている。現在、ユヴェントスからは暫定的に出場停止処分を受けており、年俸の支払いも停止している状態だ。

ポグバは昨年夏にマンチェスター・ユナイテッドからユヴェントスへ復帰したが、昨シーズンは開幕前にヒザを負傷し、その後も重なるケガに苦しみ、公式戦10試合で161分間のプレーにとどまった。

今シーズンは第2節ボローニャ戦、第3節のエンポリ戦にそれぞれ途中出場したが、その後は出場停止処分の影響でプレーできていない。

今後は反ドーピング機構の判決、ユヴェントスの対応に注目が集まる。

© 株式会社SPOTV JAPAN