撮影した写真をその場でカメラ本体やプリンターから印刷できる「チェキ」の活用が、イベント会場で広がっている。販売元の富士フイルムは、イベント主催者がフィルムを独自にデザインできるアプリの提供を開始。来場者の思い出づくりにつなげようと、主催者による導入は、提供から1年で100件を超えた。
チェキはフィルムを内蔵し、その場で印刷できるカメラとして1998年に日本で登場。スマートフォンに対応した同シリーズのプリンターも含め人気が再燃している。アプリは「INSTAX Biz(インスタックス ビズ)」。発売から25年を迎えたチェキで初の企業向けサービスだ。
任意の画像ファイルを合成したテンプレートを作ってスマホで撮影すると、無線でつながる専用プリンターで印刷できる。スポーツ選手などと、ツーショットのようなフィルムを作れるのも魅力だ。
今年2月、国立競技場で行われたサッカーJリーグの公式戦では、選手が写った記念フィルムで撮影会を実施。試合開始までにファンら約750人が詰めかけた。