長崎くんち 演し物の現在地が一目で! NBCが4年ぶり地図表示サービス

演し物の現在地を表示する長崎くんちナビの画面(NBC長崎放送提供)

 NBC長崎放送(長崎県長崎市)は、長崎くんち(10月7~9日)で庭先回りをする踊町の演(だ)し物がどこにあるかをリアルタイムで確認できる地図表示サービス「長崎くんちナビ」を4年ぶりに運用開始した。今年は、諏訪神社とお旅所を往復するお下り(7日)とお上り(9日)のみこしも追跡表示する。
 同社は2007年から同サービスに関わり、19年から単独運用。4年ぶりの奉納踊り復活に合わせてサービスも再開する。
 各踊町の協力を得て、衛星利用測位システム(GPS)端末を演し物に据え付けたり、同行する役員に携帯させたりする。地図上にそれぞれのアイコンが1分間隔更新で表示され、現在地が一目で分かる。
 同社開発部の山口幸治部長は「天候や混雑次第で庭先回りの到着時間やルートは変わる」として活用を薦める。庭見せ(3日)や人数揃(にいぞろ)い(4日)の場所・時間も一覧で紹介。使うにはNBCアプリをスマートフォンやタブレットにダウンロードする。パソコンでは利用できない。
 同社は7日に地上波テレビで諏訪神社での奉納踊りを生放送。長崎くんちナビで同時配信する。また、交流サイト(SNS)によるプロモーションを支援するNAVICUS(ナビカス)九州(長崎市)のアドバイスを受け、くんち開幕前からインスタグラムとX(旧ツイッター)で関連情報を発信している。

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