レンジャーズ・シャーザーはロースターを外れる ALCSで戦列復帰か

日本時間10月8日、ワイルドカード・シリーズでレイズを破ったレンジャーズは、敵地ボルティモアでオリオールズとの地区シリーズがスタートするが、9月中旬から故障離脱していたマックス・シャーザーのロースター入りを見送った。シャーザーは実戦形式の打撃練習に登板できる状態まで回復していたものの、ブルース・ボウチー監督は地区シリーズでの戦列復帰にゴーサインを出さなかった。リーグ優勝決定シリーズに進出した場合、シャーザーはロースター入りすることになるとみられる。

現在39歳のシャーザーは通算214勝、3367奪三振、サイ・ヤング賞3度といった輝かしい実績を誇る名投手であり、ナショナルズ時代の2019年にはワールドシリーズ制覇も経験している。今季はメッツでの2年目のシーズンだったが、チームが低迷していたこともあり、夏場にトレードでレンジャーズへ移籍。2チーム合計で27試合に先発して152回2/3を投げ、13勝6敗、防御率3.77、174奪三振を記録した。

ボウチー監督は「彼の状態は問題ない。ただ、ロースター入りを決断するための情報が少し足りなかっただけだ。彼の状態に関して、今日はいい話しか聞いていないよ」とコメント。「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者は「マックス・シャーザーは地区シリーズのロースターから漏れたが、チームが地区シリーズを突破すれば、リーグ優勝決定シリーズではロースター入りするだろう」と伝えている。

レンジャーズのワイルドカード・シリーズのロースターからの変更点は、右腕のグラント・アンダーソンが外れて左腕のコディ・ブラッドフォードが登録されたことだけ。それ以外は全く同じ顔ぶれで、2カード連続の「下剋上」に挑むことになる。初戦はアンドリュー・ヒーニー、第2戦はジョーダン・モンゴメリーが先発することがすでに発表されており、移動日を1日挟んだあとの第3戦はネイサン・イオバルディの先発が有力だ。

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