大粒の「丹波くり」ずらり、出来栄え競う 京都・京丹波で品評会

会場に並べられたりをじっくりと審査する審査員たち(京都府京丹波町蒲生・町中央公民館)

 京都府丹波地域の特産品「丹波くり」の出来栄えを競う品評会が6日、京都府京丹波町蒲生の京丹波町中央公民館で開かれた。審査員は生産者が丹精込めた大粒の実を見比べ、厳正に評価した。

 京都府特用林産振興連絡会が、丹波くりの消費拡大と栽培技術の向上を目指して実施しており、今回で10回目。福知山、綾部、南丹、亀岡、京丹波の5市町の農家から61点の出品があった。

 品評会では「銀寄」や「筑波」、「ぽろたん」など12品種がトレーに並べられ、審査員が手に取って大きさや色つやを見たり、ルーペで病害虫がいないかを確認したりするなどして商品価値の高さを審査した。14点が入賞し、福知山市の秦貴一郎さんの「銀寄」が最優秀の府知事賞に輝いた。

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