今だけ!「さきたまめ」出荷 江戸時代から栽培続く行田の在来品種 生産者は7人、収穫期はわずか2~3週間

「さきたまめ」にリニューアルされた行田在来の枝豆=埼玉県行田市忍2丁目の観光物産館ぶらっと♪ぎょうだ

 埼玉県行田市の特産品枝豆「行田在来えだまめ」が「さきたまめ」にリニューアルし、4日から出荷が始まった。出荷は20日までを予定している。

 行田在来の枝豆は江戸時代から栽培され、品種改良を一切加えていない在来種品種。ゆでた瞬間に広がる芳醇(ほうじゅん)な香りと口いっぱいに広がる濃いコクが特徴で、1年のうち20日程度しか収穫できない。現在は農家7人が生産し、例年9月末から10月中旬が収穫期で、昨年は計1.2ヘクタールで約5トンを収穫した。

 生産者団体である「行田豆吉クラブ」の設立10年の節目にさらなる発展を目指してリブランディングを実施。市内の観光物産館ぶらっと♪ぎょうだ、さきたまテラス、カインズ行田店、古代蓮の里、行田農産物直売所、県内のイオンやスーパーなどで販売している。

 問い合わせは、行田豆吉クラブ事務局の市農政課(電話048.556.1111)へ。

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