フィリーズが地区シリーズ初戦を制す ブレーブスは拙攻で完封負け

地区シリーズ第1戦【フィリーズ3-0ブレーブス】@トゥルイスト・パーク

昨季の再戦となったフィリーズ対ブレーブスの地区シリーズ初戦は、ブレーブスの強力打線が拙攻を繰り返し、フィリーズが3対0で完封勝利。昨季のリーグ王者であるフィリーズが一歩リードした。フィリーズ2番手のジェフ・ホフマンが勝利投手となり、7番手のクレイグ・キンブレルはセーブを記録。ブレーブス先発のスペンサー・ストライダーは7回5安打2失点(自責点1)の力投を見せたが、敗戦投手となった。

フィリーズは1回表一死1・3塁で無得点に終わったものの、4回表二死2塁からブライソン・ストットのタイムリーで先制。6回表にはブライス・ハーパーがソロ本塁打を放ち、好投手ストライダーから貴重な追加点を奪った。8回表にはトレイ・ターナーが2つの盗塁を決めてチャンスメイクし、二死満塁からJ・T・リアルミュートが打撃妨害で出塁して3点目をゲット。投手陣は7人のリレーでブレーブスの強力打線をシャットアウトした。

歴代最多タイの307本塁打を放ち、メジャー新記録の長打率.501をマークしたブレーブスの「最強打線」は、拙攻を繰り返してまさかの完封負け。4回裏二死満塁、5回裏一死1・3塁、8回裏無死1・2塁でいずれも無得点に終わるなど、打線が全くつながらなかった。フィリーズの先発が左腕のレンジャー・スアレスということで、ブライアン・スニッカー監督は2番に右打者のオースティン・ライリーを入れたが、ライリーがレギュラーシーズンで2番に入ったのは1試合だけ。打線の組み換えが裏目に出た印象だ。

エースのストライダーが登板した初戦を落としたブレーブス。第2戦はザック・ウィーラー、第3戦はアーロン・ノラとフィリーズの先発2本柱との対戦となるため、打線が本調子を取り戻せないようだと厳しい戦いになるだろう。今季メジャー最多の104勝を挙げた強豪が早期敗退の危機を迎えている。

The post フィリーズが地区シリーズ初戦を制す ブレーブスは拙攻で完封負け first appeared on MLB.JP.

© MLB Advanced Media, LP.