秋の平戸を巡る「ツーデーウオーク」 長崎県内外から600人参加 絶景を満喫

絶景を楽しみながら歩く30キロコース参加者=平戸市生月町

 秋の平戸市内を巡る「ひらどツーデーウオーク」(実行委主催)が7日始まった。この日は生月島やその周辺で、長崎県内外の約600人が海や山の絶景を楽しみながら歩いた。8日まで。
 2007年からの恒例イベント。初日はウオーキングが島内8~30キロの3コース。さらに今年は新たにトレッキングも2コース設定し、世界文化遺産の構成資産、安満岳などの登山道をたどった。
 同島では、江戸中期から明治初期の約150年間、捕鯨業を営んだ益冨家住宅「鯨組主益冨家居宅跡」(県指定史跡)を特別に公開。コース沿いの敷地内で軽食などのおもてなしがあった。
 18キロを歩いた福岡県の男性(76)は「ウオーキング仲間と会えるのが楽しみ。生月は他の開催地よりアップダウンが激しく、きつかった」と話した。
 最終日のウオーキングは、市北部と平戸大橋を経て同市田平町にまたがる5~22キロの3コースで実施。トレッキングも2コースある。

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