今年度上半期の企業倒産 3年ぶりに前年上回る

今年度、上半期の県内の倒産件数が、3年ぶりに前年を上回ったことがわかりました。

帝国データバンク広島支店によりますと、4月から9月までの県内の倒産件数は66件。前年の1.27倍で3年ぶりに前年を上回りました。

倒産件数が60件を超えるのも3年ぶりです。内訳は「小売り」が20件と最も多く、「サービス」が14件となっています。負債額が「5000万円未満」の倒産が半数を占め、「5億円以上」の倒産は5件で前年より2件増えました。

帝国データバンクでは、「中小企業は人手不足や人件費の高騰による物価上昇に備える必要がある。事業継続を断念するケースが増える可能性が高まっている」としています。

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