リヴァプール、1月の移籍マーケットに向けてカイセドの代理人と交渉へ

写真:リヴァプールは再びタフな交渉を強いられる…? ©Getty Images

イギリス『デイリーミラー』電子版によると、リヴァプールが1月の移籍マーケットに向けて、チェルシーに所属するエクアドル代表MFモイセス・カイセドの代理人であるマヌエル・シエラ氏との交渉を余儀なくされる可能性があるという。

と言っても、交渉のテーブルで議題に上るのはカイセドではなく、彼と同じエクアドル代表で、レヴァークーゼンでプレーするDFピエロ・インカピエの獲得について。リヴァプールはインカピエについて、1月の獲得を目指しているという。

リヴァプールは今夏、イングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンやブラジル代表MFファビーニョがともにサウジアラビアに移籍するなど中盤の選手が多く退団したため補強が急務に。カイセドをメインターゲットとしてシエラ氏と交渉を続けたものの、カイセド自身はチェルシーへの移籍を希望し、英国史上最高額となる1億1000万ポンド(約200億9160万円)の移籍金でチェルシーに移籍していった。カイセドの獲得に失敗したリヴァプールは次善策としてシュツットガルトから日本代表MF遠藤航を獲得した。

シエラ氏によると、リヴァプールは以前からインカピエにも関心を示していたという。

「リヴァプールは彼(インカピエ)にも興味を示していたが、当時の彼らは中盤に投資することを選択した。1月の交渉に関しては、5000万ユーロ(約79億1100万円)を下回ることはないだろう。これは他のクラブと交渉する場合も同じことだ」

シエラ氏は先日、カイセドを巡るリヴァプールとの交渉について「1月から5月まで綿密に連絡を取っていたが、そこから進展がなくなった。チェルシーは常に私たちのそばにいた」と語り、その対応の差がカイセドの移籍先に影響を与えたことを示唆したが、シエラ氏自身とリヴァプールとの関係性が損なわれたわけではない模様。インカピエは今年2月にレヴァークーゼンとの契約を2027年6月30日まで更新したばかりだが、1月にどのような動きを見せるのか。

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