原英莉花は不安を抱えて米予選会へ 「気を引き締めないと」

いよいよ渡米へ(撮影/高藪望)

◇国内女子◇スタンレーレディスホンダゴルフトーナメント 最終日(8日)◇東名CC(静岡)◇6590yd(パー72)◇雨(観衆3551人)

前週「日本女子オープン」を優勝した原英莉花は通算5アンダー28位で、戦いの幕を閉じた。最終日は3バーディ、5ボギーの「74」。スコアを落としての締めくくりに「こういう日もあるかな」と悔しがった。

急きょキャディを変えてプレー(撮影/高藪望)

前日までバッグを担いでいたエースキャディが急きょ体調不良で変わるというアクシデントに見舞われながら、気になったのは少し思うように飛んでくれていないアイアンショット。「ドライバーに比べてアイアンショットが引っかかるような、自分が思っているよりも左に行ってしまう」

17日からは米ツアーの2024年シーズン出場権をかけた2次予選会(米フロリダ州プランテーションG&CC)を控えるだけに、早急に再調整をしたい部分だ。4日間72ホールの戦いは「予選会は苦手意識があるので、気を引き締めないと」と不安が先立つ。

ショットに気がかりはあるもピンの近くにつけて奪ったバーディもある(撮影/高藪望)

舞台は2コースにわたり「ほかの記憶は捨てるくらいのイメージで。コースの情報だけを脳みそに入れると思って集中していきたい」と気を張った。

週明けの渡米前には師事する男子プロ尾崎将司のもとにも向かうつもり。「調子自体はそこまで悪くないので、気負わずにプレーできたら」と顔を上げた。(静岡県裾野市/石井操)

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