リヴァプールに所属する日本代表MF遠藤航が、ユルゲン・クロップ監督との関係や10月8日に行われるプレミアリーグ第8節ブライトン戦、同クラブに所属する日本代表MF三笘薫について語った。イギリス『デイリーメール』電子版が伝えている。
遠藤は今夏、イングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンやブラジル代表MFファビーニョの穴を埋めるためにシュトゥットガルトからリヴァプールに移籍した。その際にクロップ監督と会話を交わしたそうで、その内容を次のように明かしている。
「僕がここに来るのはリヴァプールのファンにとっては驚きだったと思う。だけど、クロップ監督は選手としての僕のことを良く知っていた。それは非常に重要なことだった。彼と会話をした際、『リヴァプールは非常に攻撃的なチームなので、6番(守備的MF)が必要だ』と言われた。それで僕が来ることになった」
また、遠藤自身もクロップ監督が率いるチームの試合をよく見ていたことを明かしている。
「僕の元コーチがクロップ監督のスタイルをまねるのが好きだったので、僕はクロップ監督時代のドルトムントの試合をよく見ていたんだ」
クロップ監督がドルトムントを率いていたのは2008-09シーズンから2014-15シーズンまでで、遠藤が湘南ベルマーレのアカデミーからトップチームに昇格し、活躍していた時期と合致する。そのため、遠藤の言う「僕の元コーチ」は、反町康治氏(現JFA技術委員長)か曺貴裁監督(現京都サンガF.C.)を指すと思われる。
「僕が試合でこなす役割はシュトゥットガルトや代表チームでやっていることと変わらない」と語る遠藤は、「僕は30歳でリヴァプールに移籍した。大きなサプライズだ。日本のフットボーラーに、夢を持ち、成長し続ければ、それが現実のものになるということを証明できたと思う。夢は実現できるんだ。ここから日本のフットボールがリスペクトされることを願っている」と30歳で到達したプレミアリーグの舞台に思いを馳せた。
また、ブライトン戦について「三笘薫と対戦できるのはうれしい」とコメントしつつ、日本のファンに観戦を呼びかけた。
「プレミアリーグには日本人選手はそれほど多くないので、今回の対戦はファンの方々も興味を持っていると思う。三笘は絶対に成功すると思っていたが、実際にそうなってくれた。日本にいるリヴァプールファンの皆さん、ぜひ寝ないでこの試合を見てください!」
プレミアリーグ第8節ブライトン vs リヴァプールは、日本時間10月8日22時にキックオフを迎える。