岩手県出資40法人の2022年度決算がまとまり、単年度赤字となったのは前年度比4増の24法人だった。新型コロナウイルス禍が文化・スポーツ、医療や運輸、流通など幅広い分野に影響。燃料・物価高騰も打撃となり、赤字総額は12億4298万円と前年度の1.5倍に膨らんだ。
県は、出資を資産株としている岩手銀行と東北銀行を除く40法人を運営評価した。単年度赤字を計上した法人のうち、いわてリハビリテーションセンターはコロナで患者数が減少し、光熱費も負担となった。三陸鉄道は修繕費や燃料費が増加して繰越損失を計上した。
前年度黒字から22年度に赤字となったのは7法人。単年度黒字は16法人で盛岡観光コンベンション協会など3法人が赤字から黒字に転換した。