ハマスの攻撃計画にイラン関与説 米報道、真偽巡り情報錯綜も

 【ワシントン共同】米紙ウォールストリート・ジャーナル電子版は8日、イスラム組織ハマスによるイスラエル攻撃を巡り、イラン革命防衛隊の当局者が攻撃計画の立案を手助けしていたと報じた。ハマス幹部らの話としている。事実であれば中東情勢のさらなる緊張激化は必至だが、真偽を巡り情報が錯綜している様子も伝えた。

 同紙によると、革命防衛隊で対外工作を担当するコッズ部隊の幹部が8月以降、ハマス幹部らとレバノンで頻繁に会合を開いた。

 イスラエルへの同時多発攻撃計画の協議を重ね、最終的に今月2日の会合で攻撃実行を了承。一連の会合のうち少なくとも2回はイランのアブドラヒアン外相も出席したという。

© 一般社団法人共同通信社