シリアで無人機攻撃89人死亡 政権地域、軍学校の卒業式

6日、シリア中部ホムスの軍の学校への攻撃で死亡した人々を悼む親類ら(ロイター=共同)

 【カイロ共同】内戦が続くシリアの中部ホムスで5日、卒業式が開かれていた軍の学校に対し無人機(ドローン)攻撃があり、保健省によると89人が死亡し、277人が負傷した。国営通信が報じた。ホムスはアサド政権が掌握している。一方、シリア人権監視団(英国)は市民を含む123人が死亡し、150人が負傷したと伝えた。

 国営通信によると、女性や子どもも犠牲となった。政権軍は武装テロ組織の犯行だとして「全力で対応する」と報復を表明した。犯行声明は出ていない。中東メディアなどは、政権軍が5日、シリア北西部の反体制派掌握地域を攻撃し、死傷者が出たと伝えた。

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