今(鯵ケ沢高出)準優勝、長谷川(木造高出)3位 相撲世界選手権

【女子重量級・決勝】ベレゾフスカ(ウクライナ)の送り出しに敗れた今(右)=アリーナ立川立飛
【女子中量級・3位決定戦】バルゲールを一気に押し出す長谷川(左)

 相撲の世界選手権は8日、東京都立川市のアリーナ立川立飛で個人の男女各5階級と団体戦を行った。男子重量級は草野直哉(日大)、女子無差別級は久野愛莉(東洋警備保障)が制したが、日本勢の優勝は2階級にとどまった。男子団体は日本が優勝した。女子重量級の今日和(鯵ケ沢高-立命館大出、アイシン)は準優勝、中量級で初出場の長谷川理央(木造高出、慶応大)は3位。

 12人が出場した女子重量級で、今は初戦から危なげなく勝ち進んだ。決勝はベレゾフスカ(ウクライナ)と対戦し、相手に横につかれて送り出された。中量級は8人がエントリー。長谷川は初戦を快勝したものの、準決勝では激しく攻め込むコレスニク(ウクライナ)に追い込まれ土俵を割った。3位決定戦はバルゲール(ハンガリー)を一気に押し出した。

 女子団体は、今が先鋒(せんぽう)を務めた日本が全勝で決勝まで進んだが、ウクライナに1対2で敗れた。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け4年ぶりの開催となった同大会には、29の国・地域から選手が出場した。

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