“ブレードランナーが舞台の黒澤映画” AIと人類の未来をどう描いたか?『ザ・クリエイター/創造者』監督が日本愛溢れる世界観を語る

『ザ・クリエイター/創造者』

ギャレス・エドワーズ監督(『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』)最新作、主演のジョン・デヴィッド・ワシントン(『TENET テネット』)、日本を代表する俳優・渡辺謙(『インセプション』)が豪華共演を果たす『ザ・クリエイター/創造者』が、10月20日(金)より公開される。このたび、ギャレス・エドワーズ監督やスタッフ、キャストが、AIと人類の未来を描いた本作の世界観について語る特別映像が解禁となった。

舞台は近未来の世界“ニューアジア”

日本が世界に誇る特撮シリーズのハリウッド映画版『GODZILLA ゴジラ』で大きな注目を集めたギャレス監督。『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』では、ファンにも熱狂的に支持され、“シリーズ史上最高傑作”の高評価を獲得するなど、壮大な世界観で且つ、人の心を掴んで離さない作品を次々と世に贈り出してきた手腕の持ち主だ。そんなギャレスが今回、日本の名優・渡辺謙と『GODZILLA ゴジラ』に次ぐ再びタッグを組み、新たな物語を贈り出す。

AIと人間の未来とは?今を生きる私たちに問いかけ、心を揺さぶるSFアクション超大作が誕生。日本をはじめとするアジア諸国を主要撮影地に、かつてない世界観で描かれるAIと人間の関係を超えた、壮大な“愛”の物語の幕が開く。

「渡辺謙はすばらしい俳優だ」

監督は本作の世界観について、「『ブレードランナー』が舞台の黒澤映画のイメージだ」と語り、監督自身がこれまで観てきた映画を織り交ぜたことを明かす。さらに、カンボジアやインドネシア、ネパール、タイ、そして日本など世界8ヵ国でロケを敢行し、そこに未来の要素を落とし込んだといい、リアルなロケーションに近未来の世界観が自然に溶け込んだ映像にも注目だ。

また、プロダクション・デザイナーのジェームズ・クラインは、「監督のデザインはすばらしい。日本文化の魅力を表現し、その美学を未来の世界に取り入れた」と本作に日本文化が取り入れられていることを語り、日本をこよなく愛する監督ならではの世界観に期待が膨らむ。

さらに渡辺謙についてエドワーズ監督は、「渡辺謙はすばらしい俳優だ。彼を撮影すると、『これが撮りたかった映画だ』と感じる」と渡辺の演技を大絶賛。映像では、渡辺演じるシミュラント(=模造人間)のハルンがAIロボット達を率いて戦う劇中のシーンも収められているが、その繊細な表情の演技が織りなす重厚感を兼ね備えたキャラクターは、渡辺にしか演じられない役だ。

主人公ジョシュアの恋人マヤを演じるジェンマ・チャンが「最高にクールな世界よ。映像に驚くはず」と熱を持って語る通り、圧巻の世界観で描かれる本作は必見だ。

『ザ・クリエイター/創造者』は10月20日(金)より全国公開

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