身近な用水路、どんな生き物いるのかな 京都・京丹後の児童が調査

用水路での生き物調査で捕まえた魚の種類について、講師から学ぶ児童たち(京丹後市峰山町荒山)

 身近な自然の生き物について学ぼうと、京都府京丹後市峰山町のしんざん小4年生33人が2日、学校近くの用水路で生き物調査に取り組んだ。児童らは網を手にさまざまな種類の小さな魚を捕獲して、地域の自然の豊かさを実感した。

 校区の農家や住民らでつくる荒山区環境向上委員会が、15年前から毎年実施している。府丹後広域振興局の職員らが講師として協力した。

 児童たちは、田んぼに水を供給するため池や用水路の役割について、講師から模型を使って説明を聞き、網を持って用水路(全長約200メートル、幅約1.2メートル、水深約20センチ)に入った。タモロコやオイカワ、カワムツ、シマドジョウ、メダカ、スジエビなどを捕まえた後、講師から水槽に入れた魚の種類や特徴について教えてもらい、生態を観察した。

 タモロコを捕まえた安田結菜さん(10)は「思った以上に魚がたくさんいた」と喜んでいた。

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