初の音楽祭、多彩な音色街中に 宮古、野外ステージに36組出演

伸びやかな歌声を響かせる上坂利美さん

 第1回みやこまち音楽祭(みやこ/まちづくり研究会主催)は7日、宮古市の中心市街地を会場に開かれた。多彩な音色がまちなかにあふれ、愛好家らが町歩きをしながら、市民手作りの音楽祭を楽しんだ。

 宮古駅前広場や花の木通り、うみどり公園など五つの屋外ステージに、世代を超えた36組が登場。ロックやジャズ、ポップス、民謡など多様なジャンルの個人・グループが生き生きと音楽を鳴らし、観客は手拍子したり、かけ声を出したり思い思いに満喫した。

 4人組バンドのボーカルとして出演した宮古市佐原の介護福祉士上坂利美さん(43)は「顔見知りがたくさんいて地元でのライブはやっぱりいい。表に出る元気な若者がもっと増えればいい」と舞台を盛り上げ、仲間とダンスを披露した加藤ひなのさん(山口小3年)は「成功させるぞという気持ちで踊った。とても楽しかった」と笑みを広げた。

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