11日に八冠達成なるか?藤井七冠「コンディションを整えて気負わずに臨めれば…」世紀の一戦 王座戦第4局迫る

史上初の八冠独占に王手をかける将棋の藤井聡太七冠(21)。

10月6日、7日に行われた「竜王戦七番勝負」は白星スタートとなりました。

史上初の21世紀生まれの棋士同士のタイトル戦「竜王戦七番勝負」。

藤井聡太七冠に挑むのは、今回が初のタイトル戦の伊藤匠七段(20)です。

この2人、同じ2002年生まれで同学年。

小学3年生の時、子ども将棋の対局では、伊藤七段が勝ち、藤井七冠が号泣した逸話も。

この時以降、伊藤七段は「藤井聡太を泣かせた男」と呼ばれています。

竜王戦・開幕前夜の両者は。

(藤井七冠)
「同学年だがこれまでは対戦する機会は多くなかったので、対戦できることをとても楽しみにしている」

(伊藤七段)
「タイトル戦という舞台は、子どもの頃から憧れていた」

第1局は6日、東京のホテルの中にある能楽堂で始まりました。

2日間にわたった対局中の勝負めしは…1日目、藤井七冠は「ほうれん草のタイ風グリーンカレー」、伊藤七段が「ボリュームたっぷりの牛丼」でした。

そして、2日目はともに「海の幸入りあんかけ焼きそば」を堪能しました。

「コンディションを整えて気負わずに臨めれば」

さて、竜王戦第1局は伊藤七段が先手番。

序盤から駆け引きの多い将棋となり、両者長考を重ねましたが…2日目の7日午後5時すぎ、82手で藤井七冠が制しました。

(藤井七冠)
「指してみると、まとめ方が難しかった。しっかり振り返って、第2局に向けて準備をしていきたい」

(伊藤七段)
「素晴らしい環境で指させていただいた。内容があまりよくなかったので次戦は熱戦にできるようにしたい」

竜王戦は先に4勝した方がタイトル獲得となる七番勝負。

第2局は10月17日から京都市内で行われます。

その前に、藤井七冠は11日、史上初の八冠独占に王手をかけた、永瀬拓矢王座(31)との大一番、「王座戦」第4局に臨みます。

こちらも対局場所は京都市です。

(藤井七冠)
「もう数日後になるので、コンディションを整えて気負わずに臨めればと思う」

竜王戦で好スタートを切った藤井七冠。

次は八冠達成で新たな金字塔を打ち立てるのか!? 世紀の一戦が刻一刻と迫っています。

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