イスラエル死者悼み黙とう 国連人権理で米提唱、出席は3割

7日、パレスチナ自治区ガザからロケット弾攻撃を受けたイスラエル中部テルアビブの住民(ロイター=共同)

 【ジュネーブ共同】国連人権理事会で9日、米国代表が提唱し、イスラム組織ハマスによるイスラエルへの攻撃の死者を追悼する黙とうがささげられた。イスラエル側の被害に重点を置いてハマスを強く非難する一方で「ハマスの攻撃に起因するイスラエルと(パレスチナ自治区)ガザで失われた罪のない命」を追悼し、ハマス以外のパレスチナ側にも一定の配慮を見せた。

 黙とうは会合開始前に実施。会場にいた代表団はほぼ全員が立ち上がって黙とうしたが、この日出席したのは全体の約3割だった。

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