かつて日本代表の主軸だった本田圭佑。
昨年末のワールドカップでは解説ぶりが話題になった彼がテレビ朝日系列の『報道ステーション』で松岡修造さんと対談した。
本田は「W杯に魅せられたんでね、僕は。クラブチームの監督をやるつもりはないんで、代表チームの監督しかやるつもりはない」と断言。
その本田は『4v4』という10歳以下の選手たちが戦うサッカーの全国大会を立ち上げた。監督なしなど画期的なルールを設定しているが、「ちょっと予想を超えてきた」、「作った時にはこんなにいいものになるとは思っていなかった」と手応えを感じてるという。そのうえで、こんな話もしていた。
(子供たちが)自分たちで問題や課題を解決して欲しい。
監督がいないじゃないですか、何が起こってるかというと、今までリーダーがいなかったグループにリーダーが生まれ始めています。
いまびっくりするくらいリーダーが生まれてですね。ある種、監督みたいな子も生まれていて。
だから、この年代からそのマインドを持った子がたくさん生まれるというのは、日本のサッカー界のみならず、日本社会にとってもすごい財産になると思うんです。
(4vs4では負けたチームが何度でも予選ラウンドに参加できるが)
負けた人とか失敗した人に日本て何かすごいマイナスなレッテルを貼るじゃないですか。
これは日本全体で話していかないといけない…。失敗は必然で、必要なことだと思ってもらいたいんですよね。
(W杯で言いたいことを我慢していたと言っていたが、それは何か?)
…一言でいえば、タレントが足りないですよね。圧倒的に足りないですよね、そこに尽きますけどね。
これだけW杯常連国になって、まだベスト16ですけど上を目指せる状況になってるのは素晴らしい成果だと思うんです。
でも、まだ満足してないわけじゃないですか。もっといけると国民も信じてるわけじゃないですか、僕も信じてます。
だとすると、もっと…今のペースじゃなくて、もっといい選手を輩出しないといけない。
(日本は)あまりにも幼少の頃から多分チームワークなんですよ。だから、大人になった時に個が足りないなんて言われると思ってるんで。
それはバランスなんで、どっちもいる。そのバランス・比重があまりにもチークワーク寄りなので、教育的に。
それをちょっとこっち側(個)も入れていくっていうのにしたのが、4vs4かもしれないですね。
小さい子供の大会かもしれないですけど、こういう部分から小さな文化を、例えばサッカー界の子供のなかだけかもしれないですけど、変えていきたいって思いはありますよね。
日本社会は失敗に厳しすぎると感じている一方、今の日本代表にはタレントが足りないとも指摘。
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そういった考えからも、新たな取り組みを行っているようだ。