レンジャーズは第3戦にイオバルディが先発へ WCシリーズで好投

ワイルドカード・シリーズでは2連勝でリーグ2位の99勝を挙げたレイズを撃破し、地区シリーズでもリーグ最多の101勝を挙げたオリオールズに対して初戦から2連勝と勢いに乗るレンジャーズ。日本時間10月11日に行われる第3戦にはネイサン・イオバルディが先発することが決まった。レンジャーズはここまでの4試合をすべて敵地で戦っており、本拠地でのプレーオフ開催は2016年以来7年ぶり。プレーオフ通算5勝、防御率2.90の実績を誇る33歳の右腕に、その重要な一戦のマウンドを託すことになった。

キャリア3度目の2ケタ勝利をマークし、2年ぶり2度目のオールスター・ゲーム選出も果たした今季のイオバルディだが、レギュラーシーズン最後の1ヶ月は大いに苦しんだ。7月末に右前腕を痛めて戦列を離れ、9月上旬に復帰したものの、復帰後は6度の先発登板で1勝2敗、防御率9.30。離脱した時点で2.69だった防御率は、最終的に3.63まで悪化してしまった。

それでもプレーオフのロースター入りを果たし、2018年にレッドソックスでワールドシリーズ制覇に貢献した経験を活かし、ワイルドカード・シリーズ第2戦では7回途中6安打1失点の好投で勝利投手に。プレーオフでは通算12試合(うち7先発)に登板し、5勝3敗、2ホールド、防御率2.90と優秀なスタッツを残している。

ブルース・ボウチー監督は、イオバルディのワイルドカード・シリーズ第2戦のピッチングについて「本当に素晴らしい仕事をしてくれた。いいコースを攻めていたし、球威も戻っていた。彼のピッチングに勇気づけられたよ」とコメント。「彼には経験があるし、レイズ相手に好投したことに驚きはなかった。彼にとって重要なのは健康でいることだ。我々には彼が必要だし、戻ってきてくれたのはありがたい」と信頼を寄せている。

イオバルディは本拠地で先発することについて「観客から受けるエネルギーを集中力に変えたい。プレーオフでは投手が重要になる。いいピッチングができれば、チームに勝つチャンスを与えられるんだ」とコメント。「僕たちの打線は信じられないほどに素晴らしい。いつでも点を取ってくれるから、僕はしっかり相手打線を抑えるだけだよ」と意気込みを口にした。

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