岩手の世界遺産、学んで感じて 釜石・橋野鉄鉱山でまつり

鋳物用の砂を押し固め、鋳造体験に挑戦する来場者

 岩手県内三つの世界遺産の魅力を発信する「いわて世界遺産まつり」は7、8の両日、釜石市橋野町の橋野鉄鉱山インフォメーションセンター周辺で開かれた。

 平泉、御所野遺跡(一戸町)を含む3遺産を紹介するパネル展示ブースが設置され、歴史や価値を発信。大迫、岩泉、伊保内の3高校の生徒による郷土芸能公演や餅まきが催しを盛り上げた。

 近代製鉄の礎となった橋野鉄鉱山にちなみ、鋳造体験などのワークショップを開催。鵜住居(うのすまい)小5年の川崎花音(かのん)さん、心花(ここな)さん姉妹は「鋳物の砂を固めるのが難しかったけれど、昔の人の大変さが分かった。地元以外の世界遺産も勉強したい」と目を輝かせた。

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