佐世保市クルーズ事業推進室 始動 選ばれる港へ 国際船の誘致強化

国際クルーズ船の誘致に積極的に取り組んでいく「クルーズ事業推進室」の職員ら=佐世保市役所

 佐世保市は1日付でクルーズ事業推進室を新設した。新型コロナウイルス禍で中断していた国際クルーズ船の本格的な再開に向け、積極的に誘致に取り組む体制を強化する。
 国際クルーズ船を巡っては3月以降、寄港が再開し始め、他の港との競争が激しくなっている。2日、辞令を交付した宮島大典市長は「競争に打ち勝つためにはこれまで以上に情報発信を強化してスピーディーな対応が必要になる」と推進室新設の目的を語り「選ばれる港になるよう、積極的に誘致に取り組んでほしい」と求めた。
 推進室は室長以下4人体制。新設に併せてオリジナルのロゴや上着を作り、国内外に佐世保港をアピールしていく。井上丈嘉室長は「佐世保港の知名度を上げながら訪日外国人を取り込み、地域経済の活性化につなげていきたい」と話した。
 宮島市長は1日付で異動した課長補佐級以上の職員に辞令を交付した。

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