幅広い年代の遺物ずらり 県埋蔵文化財センターで秋の企画展 11月19日まで

秋の企画展「栃木の遺跡&発掘調査速報展」の様子

 【下野】紫の県埋蔵文化財センターで11月19日まで、秋の企画展「栃木の遺跡&発掘調査速報展」が開かれている。

 県内九つの遺跡で行われた発掘調査や整理作業の成果を出土資料やパネルを用いて紹介。市塙横塚1号墳(市貝町)から出土した「大刀形埴輪(たちがたはにわ)」や「槍形埴輪(やりがたはにわ)」、イドの沢窯跡(佐野市)から発掘された「文字瓦」など計139点を展示する。

 企画展の資料選定などを行った森嶋秀一(もりしましゅういち)さん(63)は「旧石器時代から中世まで幅広い年代の遺物を展示している。石器や瓦をぜひ見に来てほしい」と呼びかけている。入館無料。午前9時半~午後4時半(最終入館は4時)。

 また企画展に合わせた「発掘調査報告会」が10月15日、同センター内で行われる。篠崎遺跡(下野市)と上侍塚古墳(大田原市)、下飯貝遺跡(真岡市)について職員が解説する。午後1時15分~4時。先着50人。12日までに電話で申し込む。(問)同センター0285.44.8441。

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