宮みらいライトヒルで「はっけよーい」 子ども相撲大会、80人が熱戦 LRT記念

LRTが走行する前で熱戦を繰り広げる子どもたち

 【宇都宮】次世代型路面電車(LRT)開業を記念した「子ども相撲大会」が7日、JR宇都宮駅東口交流広場「宮みらいライトヒル」で開かれ、県内外から参加した約80人が熱戦を繰り広げた。

 主催団体「歴史文化を伝承する市民の会」は、市出身で初代横綱の明石志賀之助(あかししがのすけ)にちなみ、蒲生神社(塙田5丁目)で毎年、大会を開いてきたが、新型コロナウイルスの影響で3年間中止となった。

 昨年10月に同広場に志賀之助の石像が建立され、LRTも開業したことから、4年ぶりの今回、会場を移した。

 式典で同会の五十嵐(いがらし)薫(かおる)会長(76)は「志賀之助は宇都宮の誇り。駅東口に石像も建立され、大会でにぎわいづくりをしたい」とあいさつした。

 LRTの停留場そばの広場には、臨時の土俵が設置された。幼稚園・保育園、小学1.2年、同3.4年、同5.6年、中学生の部に分かれ、個人戦トーナメントが行われた。

 かわいらしいまわし姿の園児や力士にも劣らない体格の選手も出場し、会場は「押せー、押せー」「どっちも頑張れー」などと声援が飛んでいた。

 小学3.4年の部で優勝した矢板市東小4年石川武虎(いしかわたけとら)君(10)は「県大会で負けた相手との対戦だったので、リベンジできた」と満足げだった。

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