2022年5月から被スイープなしのオリオールズ 3連敗回避なるか

今季リーグ最多の101勝を挙げたオリオールズは、2連戦以上のカードで1度もスイープされずにレギュラーシーズンを乗り切った。オリオールズは昨年5月のタイガース3連戦をスイープされたあと、91カード連続被スイープなしを継続中。これは1942~44年のカージナルス(125)、1903~05年のジャイアンツ(106)に次ぐ歴代3位の大記録である。地区シリーズの初戦から2連敗を喫して追い込まれたオリオールズだが、敵地グローブライフ・フィールドで行われる第3戦を制し、スイープ負けを回避できるか注目される。

スイープされなくなったオリオールズの象徴に挙げられるのが若き正捕手アドリー・ラッチマンだ。オリオールズが最後にスイープされたとき、ラッチマンはまだメジャーデビューしていなかった。日本時間2022年5月22日のレイズ戦でデビューしたラッチマンは、まだメジャーの舞台で1度も被スイープを経験しておらず、デビューから90カード連続被スイープなしを継続中。これは歴代2位の記録となっている。

「僕たちのチームは本当にプロセスを重視しているんだ」とラッチマン。「だから、毎試合が新しい試合であり、前の試合から何かを学び、次に進もうとする。僕たちは一致団結し、目の前のことに集中することを心掛けているんだ」と大型連敗を喫しないための秘訣について語った。

MLB公式サイトのサラ・ラングス記者によると、スイープなしでレギュラーシーズンを終え、プレーオフに進出したのは今季のオリオールズが史上17チーム目(短縮シーズンの2020年は除く)。過去の16チームのうち、プレーオフでスイープされて敗退したのは、ブルース・ボウチー(現レンジャーズ監督)が率いていた1998年のパドレスだけである。

オリオールズのブランドン・ハイド監督は「我々は1年を通して本当に安定していた。2試合連続でいい試合ができなかったけれど、シーズン敗退がかかっているということを除けば、レギュラーシーズンと同じだ」と平常心を強調。「明日はポジティブに戦いたい。我々は選手たちのことを信じている」と素晴らしいシーズンを過ごしてきた選手たちへの信頼を口にした。

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