米の脚本家スト、正式に終了 組合投票で暫定合意承認

ロサンゼルスにある「ハリウッドサイン」=9日(ロイター=共同)

 【ロサンゼルス共同】米映画やテレビの脚本家が加盟する全米脚本家組合(WGA)は9日、AI規制や動画配信サービスに関する報酬支払いなどを盛り込んだ制作会社側との暫定合意が、組合員の投票で圧倒的な賛成を得て承認されたと発表した。5月に始まったストライキが正式に終結する。

 合意はAIによる作品の生成を原則として禁じるほか、動画配信サービスを通じて米国外で視聴される番組に関し脚本家らに支払う二次使用料を上げたり、米国内で番組が一定の視聴数に達した場合にボーナスを支払ったりすることを定めた。

 ハリウッド俳優らが加入する全米映画俳優組合は、WGAと類似した主張を掲げてストを続けている。

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