マドンナ/ケイティ・ペリー/U2などがハマスによるイスラエル攻撃に反応

現地時間2023年10月7日に過激派組織ハマスがイスラエルを急襲したことを発端に武力衝突が激しさを増している現状を受け、ケイティ・ペリーやマドンナなどのスターが声を上げた。

これまでのところ、この暴力の応酬によって双方の死者が1,400人以上に上っている。イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は報復としてガザの“完全包囲”を命じ、水、食料、電気、食糧を遮断した。こうした中、ケイティ・ペリーをはじめとするミュージシャンたちが、両国の被害者を代表しSNSで支援を表明している。

襲撃が起きた翌日、ケイティは自身のインスタグラムでイスラエルとパレスチナ双方の子供たちのために平和を呼びかける同団体の事務局長の声明をシェアした。その声明には、「何よりも、イスラエルとパレスチナの子どもたちが、暴力の影から解放され、平和の中で成長できるよう、危機に対する永続的な政治的解決を必要としています」と記されている。

一方、今回の攻撃について最初に発言した大スターの一人だったマドンナは、自身のインスタでイスラエルへの支持を表明した。彼女は、「争いは決して暴力では解決できない。残念ながら人類はこの普遍的な真実を理解していない。理解できたことがない。私たちは憎しみで疲弊した世界に生きている。私の心はイスラエルと共にある。破壊された家族と家と共に。失われた子供たちと共に」と綴っている。

「アメリカン・パイ」の歌手であるドン・マクリーンは、米ビルボードに寄せた声明で、今回の攻撃に対する自身の考えを述べた。「今回の件に関してイスラエルに対する感情をコントロールするのは難しい。イスラエルに住んでいたことがあるので、爆撃されている地域を覚えている。毎日このような憎しみに直面しながら毎晩パーティに行く人々を知っていた。人生は祝うべきものであり、とても尊いものだからだ。そこにいたことで、私は永遠に変わった。それ以来、私は違った生き方をしている。エルサレム市長のために“エルサレム”という曲を書けたことを誇りに思い、毎晩コンサートでこの歌を歌っている。この地球上で、エルサレムは生命と救済の原子の中心にある。地球上のどこで何が起こっていようとも」と彼は述べている。

歌手で女優のマンディ・ムーアは、コメディアンのアレックス・エデルマンの投稿を自身のストーリーズで再シェアした。この投稿には、「死体を冒涜することは決して許されない。子供たちを人質に取ることは決して許されない」などと書かれていた。

U2はインスタにコンサート映像の一部を投稿し、ボノがステージで語っていた言葉をキャプションにも掲載した。「イスラエルとガザで起きたことを考えると、非暴力についての曲はいささか馬鹿げていて、笑い話にさえ思えるが、僕らの祈りは常に平和と非暴力のためにあった。でも、僕らの心や怒りがどこに向けられているかは知っているはずだ。だから一緒に歌おう……あの音楽祭にいた美しい子供たちも……」と語り、「プライド(イン・ザ・ネーム・オブ・ラヴ)」を観客と合唱した。

ディディ、『アナと雪の女王』のジョシュ・ギャッドなど、多くのスターがこの攻撃に反応している。さらに、ブルーノ・マーズは紛争を考慮してテルアビブでのコンサートをキャンセルした。

この投稿をInstagramで見る

Madonna(@madonna)がシェアした投稿

© 株式会社阪神コンテンツリンク